
支援者アンケート調査結果のハイライト
1. 高い満足度と継続的な支援意向 ・97.6%が「参加して良かった」 ・96.1%が「同じ起案者の次回プロジェクトも応援したい」 2. ファンエンゲージメントの向上 ・83.4%が応援への熱量が高まった ・44.2%が「クリエイターの本音を知りより思いが深まった」 3. 新規ファン獲得とコミュニティ形成 ・31.2%が他のファンとの一体感を実感 ・14.2%が「初めて」コンテンツに触れるきっかけに 4.特徴的な体験価値 ・53.3%が特別感のあるリターンを高く評価 ・40.5%が企画への貢献実感を得られたと回答 |
支援者アンケートの結果から、全体の9割以上が好きなアーティストやコンテンツがクラウドファンディングに挑戦することに対しポジティブな印象を抱いており、クラウドファンディングに参加して良かったと回答しました。
一方で、ネガティブな印象を抱いた理由としては、リターン品の遅延や連絡がスムーズでないなど、支援者とのコミュニケーション不足が主な要因でした。
また、約8割以上がクラウドファンディングに参加したことにより、応援したい気持ちが高まった結果となり、支援者がクラウドファンディングにもつ印象は概ね良いことが分かりました。
① 支援の動機

支援者の大多数はファンとしての応援や魅力的なリターンを目的としていましたが、約10%(619人)はプロジェクトの社会的意義に共感して支援を決めました。クラウドファンディングが社会課題解決の新たなアプローチとなる可能性を示唆しています。
② クラウドファンディングで得られた支援者の体験

50%以上が特別な体験やグッズを獲得し、約40%が目標達成への貢献を実感しています。これは、支援者を単なる消費者ではなくプロジェクトの共創者とさせる新しい参加形態を示しています。
プロジェクトの透明性に価値を見出した約40%と、ファン同士の一体感を感じた約30%の結果は、クラウドファンディングが従来のマーケティング手法とは異なるコミュニケーション手段であることを示唆しています。さらに、約10%が初めてそのコンテンツと接点を持つきっかけとなったことは、その発見的機能の可能性を裏付けています。クラウドファンディングは、多層的な体験価値を提供していることが明らかになりました。
③ 支援者の感情の変化

55.4%の支援者が「今まで以上に強く応援したい」と回答し、18.7%が「昔好きだった頃の気持ちが蘇った」と述べています。これは、クラウドファンディングが感情的な繋がりを深化させ、休眠状態にあったファンを再び惹きつける力を持っていることを示しています。
44.2%が「クリエイターの本音を聞けた気がして、思いが深まった」と回答し、13.4%が周囲に拡散したことは、プロジェクトが提供する透明性と親密さが、より深い共感と口コミ効果を生み出していることを示唆しています。
クラウドファンディングはコミュニティ拡大を実現するエンゲージメントツールとして、ファンとクリエイターの関係を再定義するプラットフォームとして機能していることが明らかになりました。
④ 将来的な支援意向

クラウドファンディングを複数回実施することについて、支援者から多様な反応が寄せられました。具体的には、約50%が好意的な姿勢を示す一方で、約40%はリターンやプロジェクト内容によって支援を判断したいと考えています。また、3.9%は何度もクラウドファンディングを実施することに対して疑問を持っていることがわかりました。
これらの結果から、プロジェクトオーナーには支援者に対して明確かつ誠実なコミュニケーションが求められていることが浮き彫りになりました。特に重要なのは、単なる資金調達を超えて、プロジェクトを実施する根本的な理由と、そのプロジェクトが目指す長期的なビジョンを丁寧に説明することです。支援者は、表面的な呼びかけではなく、クリエイターの真摯な意図と将来像を理解したいと考えていることが明らかになりました。
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